BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

VRChatの世界で雪を降らせたい-下準備編-

ハロウィンではいろんな人がハロウィンならではの
ネタや魔法や特別アバターや、あれやこれやで眼福でした。

そして次は冬とかクリスマスなので、
いろんなワールドで雪を降らせたいわけです!

f:id:yananann:20181106001525p:plain

 

 

今回やってみたものは、結構大がかりだったので
下準備編です。

パーティクルのパラメーターは次の日記で!

続きを読む

ヽ(´ー`)ノ

yananann.hatenadiary.jp

 

ある程度決着がついたのでここらで。

 

レシピ1

 レモン 20ml
 カシス 20ml
 パライソ20ml
 ウォッカ40ml

感想:赤すぎる。柑橘度が低い、ライチ度が高い
  →カシスを減らし、ウォッカをジンに変える

 

レシピ2
 レモン 20ml
 カシス 10ml
 パライソ20ml
 ジン  40ml

感想:柑橘の酸味が強い、ジンの香りが強すぎる、もう少し甘い方?
  →ジンを30ml、レモンを10mlにする。

 

レシピ3
 レモン 10ml
 カシス 10ml
 パライソ20ml
 ジン  30ml

感想:ジンのえぐみの割に、柑橘感が薄い
  →レモンを15ml、パライソを15ml

 

レシピ4
 レモン 15ml
 カシス 10ml
 パライソ15ml
 ジン  30ml

感想:神風の酸味に近い。甘みが欲しい
  →パライソを20mlに

 

レシピ5

 レモン 15ml
 カシス 10ml
 パライソ20ml
 ジン  30ml

感想:かなり近い感じがした
  →以降はディタにして試す必要がある

 

VRChatでパーティクル芸(必殺技)を打ち込みたい

前回の記事の応用というか、発展として
複数のパーティクルを仕込んだり、なんか色々やってみたいよねを、やります。

 

今回のパーティクルでは必殺技っぽいものを打つようにします。

指さすと、お菓子がどーん!衝撃波に星まで出る感じです。

f:id:yananann:20181101220049p:plain

 

パーティクルには大きく2種類あるうちの今回は前者で実装します。
・発生元に追従するもの(Local)
・発生後、ワールドのルールに従うもの(World)

 

今回のパーティクルは2つで構成します。
・エネルギーを溜めるアクションを模したパーティクル
・エネルギーを放つアクションを模したパーティクル

 

エネルギーを溜める用に複製したアバター
エネルギーを放つ用に複製したアバター
元のアバター含め3つのアバターで構成されます

 

放つ方はワールドにデリゲートしたほうが指先を固定しなくてよいのですが
今回はそこまで余裕なかったので、両方ローカルで実装です。

 

全体の流れ

0,下準備
1,エネルギーをためるパーティクルの実装
2,エネルギーを放つパーティクルの実装
3,アニメーションの作成
4,カスタムオーバーライドの設定
5,ベースアバターに設定してアップロード

 

0,下準備

yananann.hatenadiary.jp

出力手前までやっちゃいましょう。何回かやればもうそんなに迷わないはず。

 

1,エネルギーをためるパーティクルの実装

 手の甲あたりにエネルギーをためたいので、
 そこに収束するパーティクルを作成します。

  1. ParticleSystemを作成し中指あたりに持っていきます。
    中指から集めたい場合はそのまま、手の甲なのでモノ持たせるみたいに微調整します。
  2. Scaleは全部1にしておきましょう。ここまで赤丸参照です

    f:id:yananann:20181101220555p:plain

  3. 各種パラメータを設定します。

    StartDelay:アクション開始からパーティクル発生までの遅延設定です。誤操作でいきなり出ないようにしてます。
    StartLifetime:発生から消滅までの寿命です。今回は2秒です。
    StartSpeed:パーティクルの発射速度です。負の値にする事で逆方向に発射します
    SimulationSpace:前回はWorldでしたが今回はLocalです
    MaxParticles:発生させる最大数。加減しましょう

    Emission
    Rate over time:1秒当たりの発生数。加減しましょう

    Shape
    Shape:Sphere(球体)にします。
    Radius:球体の大きさです。

    Color over Lifetime:時間経過で色を変える機能です。焚火のパーティクルとかこれです。

    今回調整で重要になるのが、StartLifetimeとStartSpeedとRadiusです。
    球体から中心に向けて放ち、中心でちょうど消滅するように調整します。
    今回はRadius:2, StartLifetime:2, StartSpeed:-1で実装してます。

  Color over Lifetimeで青から白に変えつつ70%くらい透明にしてます。
  味付けなのでご自由に・・・

 

2,エネルギーを放つパーティクルの実装

 今回は人差し指から放ちます。魔観光殺法です。
 なるべく、どっ!って出したい。
 ということで人差し指にParticleSystemを配置します。

f:id:yananann:20181101220823p:plain

  1. 以下のようなパラメータにします。

    f:id:yananann:20181101221048p:plain


    Rotation:射出方向。指さしたほうに出す時はXを270にします。

    StartLifetime:今回は3秒で消します。
    StartSpeed:15-30のレンジにすることで爆速で射出します
    StartSize:小さめのを大量に出したいので0.2です
    MaxParticles:最大1500にしてますが、1500出ることはないです。

    Bursts:3秒おきに150-300個を一斉に射出するようにしてます。

    Shape:ぶわって出したいのでCone(円錐)です
    Angle:大きくするほど広範囲になります
    Radius:発射元の円錐の頂点の細かさです。本当に指先から出したいので0.01です。

    f:id:yananann:20181101221058p:plain

    Limit Velocity over Lifetime:放たれたパーティクルを減速します
    Speed:最終的に減速させたときのスピードです。0にすると止まります。
    Dampen:減速のかかり具合です。0に近いほどブレーキの利きが悪いです。ここはいい感じに調整してみてください。

  2. あと今回ハロウィンだったのでお菓子テクスチャーにしてます。

  3. おまけ。 お菓子を放った時に衝撃波的に星を出したい。
    同じ階層にもう1個ParticleSystemを配置し、適当にパラメータ設定してください。

    f:id:yananann:20181101221111p:plain


    ShapeをConeからCircleにすることで、ぶわって出したときに
    衝撃的に星も出ます。

 

3,アニメーションの作成
4,カスタムオーバーライドの設定
5,ベースアバターに設定してアップロード

yananann.hatenadiary.jp

すでに記事があるので、省略します。
違う部分があるとすれば、アクション時の指の形と、
アニメーションを呼び出す際の指のアサインくらいだと思います。

 

 

前回に比べて手抜き感がすごい記事になってしまった。
手順は前回書ききってしまったので、今回はどちらかというとパラメーター重視になりました。
また新しいので何か面白いのできたら手順作ったります。

一緒にね楽しくね

世間はハロウィンに浮き足だし
御多分に漏れずこっちでもにぎやかで。

 

f:id:yananann:20181101002840p:plain

続々とブライトなオレンジのアバターの人々が現れたり

 

f:id:yananann:20181101002934p:plain

あぁ!あなたはもしかして!なゲストが現れたり

 

f:id:yananann:20181101003020p:plain

練れば練るほど色が変わるあれもやってきたりして

 

f:id:yananann:20181101003113p:plain

おいたが過ぎれば収監されたりするわけで

 

f:id:yananann:20181101003157p:plain

混ぜるな危険を地でいったりして

 

今日も楽しくにぎやかに。

VRChatでお菓子のパーティクルをぶっ放す。

もちろん、そのままでも楽しめるのですが
やっぱり何か驚くものや喜ぶものをやりたいよね。

モノを持たせるものから、またちょっと発展して
パーティクルで、あらゆるものをぶっ放すコーナーです。

こんなことができるようになります。

f:id:yananann:20181025222233p:plain

 

yananann.hatenadiary.jp

この記事の応用みたいな感じです。

 

続きを読む

GIMPで簡単に色を変えたり、あれこれしたり

unityと格闘する記事ばっかりだったので

テクスチャー改造あれこれ含め、簡単な加工方法についてあれこれ。

 

テクスチャーの特定の色を変える

特定の色をキーに選択するには赤か青で囲んだどちらかを選びます

赤:選択した場所の色を地続きの範囲で選ぶ

青:選択した色をすべての範囲で選ぶ

ドーナツの輪の外側を選択したときに内側も選択されるのは青、
外側だけ選択されるのは赤、といった感じです。

 

ここではニーソのテクスチャーでやります。
ハロウィンエディション!

f:id:yananann:20181023233530p:plain

 

描写色を用意した状態で[編集]→[描画色で塗りつぶす]

f:id:yananann:20181023233739p:plain

 

紫ニーソができました。
ひかがみの色が濃い橙なので、そこは同じように操作し濃い紫にします

f:id:yananann:20181023233814p:plain

 

 

選択範囲の少し外側を選択する

今回は適当に文字を選出するため、適当に文字書いてます。

赤丸の色選択をした状態で、スの色のついてるところを選択します。

f:id:yananann:20181023233943p:plain

 

[選択]→[選択範囲の拡大]を選択します。

選択した範囲から任意のピクセル数だけ拡大できます。

f:id:yananann:20181023234050p:plain

ここではわかりやすいように4pxにしてみます。

f:id:yananann:20181023234140p:plain

 

少し選択範囲が広くなったので、レイヤーを増やします

増やしたレイヤーを文字より下の方に移動させます。

そして描画色で塗りつぶします。

f:id:yananann:20181023234200p:plain

 

f:id:yananann:20181023234254p:plain

 

やったぜ。

これ使うと、ニコ動によくあるテロップのテキストっぽい白で囲んだりとかできます。

 

おしまい。

 

VRChatでモノを持たせたい

一通りアバター作ったり買い物使ったりで動かせるようになると
スカートの挙動とか気になるようになる。(これはやった)

yananann.hatenadiary.jp


モノを持ってる人を見ると、モノを持たせたくなる。
ということでカスタムオーバーライドでモノを持たせることをやります。

 

概要

 ピースサインに何かアクションを追加したいとき
 アクション中のアバターを作成し、メインのアバターに紐づけるという流れ
 メインのアバターを幹、アニメーションを枝、アクションを葉として捉えるなら
 葉を作成し、枝に繋ぎ、幹に紐づけるという流れになる。
 通常のアクションはそのままに、特定のアクションの時だけ上書きします。
 上書きだからオーバーライド、だね。

f:id:yananann:20181021232102p:plain

 

全体の流れ

  1.  アクションを設定し、アバターを複製する
  2.  アニメーションを作成しアバターと紐づける
  3.  アニメーションをカスタムオーバーライドに設定する
  4.  ベースとなるアバターにカスタムオーバーライドを設定する

 

0,下準備

 通常のアバターの出力手前の準備まで済ませます

 

f:id:yananann:20181021230412p:plain

 目線やリップシンク等々

 

yananann.hatenadiary.jp

 

1,アクションを設定し、アバターを複製する

  1.  ここではAssetStoreでフリーの素材を拝借します
     今回はアバターに大鎌を持たせます。お菓子くれないといたずらするよ。
     AssetStoreよりscytheで検索しFREEなやつを探しますf:id:yananann:20181021230429p:plain

  2. ダウンロードしてAssetsフォルダであることを確認しインポートします。

    f:id:yananann:20181021230605p:plain

  3. ダウンロードしたデータをHierarchyの中に入れます。
    ちょっと大きすぎですね

    f:id:yananann:20181021230637p:plain

  4. Scaleで大きさを調整して左上の操作を使い手の位置に持っていきます。

    f:id:yananann:20181021230710p:plain

  5. 持たせたい位置に移動したら、手のアーマチュアの直下に置きます。
    移動したところの部位のオブジェクトと連動します。
    見た目の位置を調節するのが4、連動したい部位を設定するのが5です

    f:id:yananann:20181021230737p:plain

  6. アバター本体を選択しCtrl+Dで複製します。(ここではL38_makeです)
    (1)がついていないほうのアバターのscytheを非表示にします。
    (アクションした時だけ表示したいのでデフォは非表示という意味です)

    f:id:yananann:20181021230936p:plain

 

2,アニメーションを作成しアバターと紐づける

  1. AnimationQuickBaseをダウロードします。
     https://www.dropbox.com/s/7b15xnkgqqkuh89/AnimationQuickBase.zip?dl=0
    展開したファイルを見るとDRAWFISTやDRAWGUNなどあると思います。
    これが一つ一つの手のアニメーションになります。
    (THUMBなら親指を立てる、VICTORYならピースサインなど)

  2. Assets直下にAnimationフォルダを作成し、ダウンロードしたファイルを入れます
    入れたファイルをアバターにD&Dします。

    f:id:yananann:20181021231136p:plain

  3. メニューのWindowからAnimationをクリックします。
    Animationウインドウが表示され、この画面ではDRAWFIST時の指の動きの情報が表示されます。

    f:id:yananann:20181021231234p:plain

  4. [DRAWFIST]のタブの下の[Create New Clip]でカスタムクリップを作ります。
    ここではscythe.animで保存します。すると空のAnimationが表示されます。

    f:id:yananann:20181021231313p:plain


  5. DRAWFISTに戻り全部選択してコピーし、scytheに貼り付けます。菱形のところを選択すると全部選べるよ

    f:id:yananann:20181021231406p:plain

  6. AddPropetyから持たせるScytheを選択します
    Scytheの[IsActive]を選択します。表示するしない設定みたいなものです
    忘れてましたが●押しておいてください。録画モードみたいなものです。

    f:id:yananann:20181021231427p:plain

  7. 0.00にしかクリップがないので0.01にクリップを複製します。
    (0.00から0.01秒を繰り返す設定にします。ずっと持たせたままなので丸ごとコピーです。)
    これによりハンドサインをしている間、そのアクションをするようになります。
    コピーが終わったら●を押して停止します。

    f:id:yananann:20181021231552p:plain



3,アニメーションをカスタムオーバーライドに設定する

  1. Assets→VRCSDK→Examples→SampleAssets→Animetionに移動しますCustomOverrideEmptyを複製し、Animationにコピーします

    f:id:yananann:20181021231800p:plain

  2. Animationに移動したCustomOverrideEmptyを選択するとInspectorにたくさん出てきます。
    (アバターが該当するアクションをした時に、用意したアニメーションで上書きする設定です)
    ここでは親指をあげたときのみScytheを持たせるようにしたいので
    Thumbsupにscytheを設定します

    f:id:yananann:20181021231823p:plain

 

4,ベースとなるアバターにカスタムオーバーライドを設定する

 メインのアバターを選択し、CustomOverrideEmptyをCustomStandingAnimsに入れます

f:id:yananann:20181021231856p:plain


5,あとしまつ

 

 アニメーション済みのアバターを非表示にして
 メインのアバターを表示してアップロードすれば完了です

f:id:yananann:20181021231925p:plain


f:id:yananann:20181021233454p:plain
おつかれさまでした。微調整はお忘れなく!