昔話をすると、上京して2年ちょっとでホームレスになった。
当時9時～24時勤務の週5とかでしんどかった。
まだブラック企業って言葉はその世界に存在しなくて
社畜という単語すら、限られたごく一部の人が使ってた時代。
私が知る限り社畜という単語の初出は
2006年12月府中にある大きな大きな工場の一角の
ITな部門の人が使ってた。
工場によくある、任意のおかずをトレーにのせて
レジで、乗せた食品に応じた金額を払うシステムのやつで
おもむろにプロジェクトのリーダーが
「お金払ってるようにみえるでしょ？
でもあれは出荷判定してるんだよ。家畜みたいにさ、俺たち社畜はさ･･･。」
ニュアンス的には悲劇のヒロインみたいな感じではなく
自虐的だけど、まぁそんなものでしょみたいな感じでした。
そしてその仕事をやめ、パチ屋のバイトをして
なぜかホストクラブに誘われ体験入店とかして
データ入力のアルバイトとかして
昆虫の名前の付く俗語を売ったりして、それでも困窮して
家具を全部捨ててホームレスになったりしました。
ダンボール一枚で真冬の夜に外で寝るってすごく寒そうに思えますが
実際は超暑いんですよ････。
もし大きい家具を買い段ボールが余ったら
それにくるまって寝ようとしてみるといい。ポカリは忘れずに。
あぁ、我が新宿アルタ横の階段！！露子さんの次に愛してるぜ！！
それからあれこれあって拾う神に拾われて
捨てる神がかつて拾う神だった事を知り
今に至ります。
不安定はすごくしんどい。
でも安定はつまらないよ。
そんなバランスとアンバランスの中で
一番充足した時を過ごせればいいよね。
そろそろ腰が据わる頃じゃなきゃいけないんだけど
まだ終わらないよ。むしろ振り切ろうとしてるよ。
なんてことはない
何も始まってない
何一つ変わらない
誤魔化したくない
しんどかったことなんてすぐ忘れるので
果敢に深淵に、奈落に未知に光の向こうに
その向こうの向こう側へ
