去年の12月16日からCROSS†CHANNELをやって、
ひとまず最後まで終わり回収するもの全部回収し終わりました。
のんびりやって3か月です。
♪ RT @yananan_: 忘年会の時に「CROSS†CHANNELまだやってないなら、今からやっても遅くない、いや今すぐやるべき」とお言葉を頂いたので、今日の帰りにでも買って帰ろうかと思うくらい。 何年経っても現物原理主義 pic.twitter.com/V5s4nrrx8N
— やななん (@yananan_) 2017年12月11日
いつも通り散文的ですが、せめて分けて書きます。
・原版
・リアルタイムに触れて切り裂かれた者たち
・お話について
・感想について
- 原版
2003年に出たゲームは、そのままWindows 10で動きません。
C:\Program Files 以外のフォルダに管理者権限でインストールし
CDから実行する際も管理者権限で実行しないとゲームが進行しません
ルート攻略やシナリオ解禁時にファイルが書き換わらないみたいで
ルートが解禁されないという・・・。 -
リアルタイムに触れて切り裂かれた者たち
まずこのゲームはR-18制限である。
エロゲとは言われるが、実態はエロよりも
暴力流血の香辛料が解禁されてるほうが大きい。
寿司のワサビ有り抜きの差くらい。当時、年齢制限に抵触していたので購入できなかった。
とはいえ気になる年ごろなので、やはり何らかで入手出来てしまう
廃刊になったWindows100%のDISK-Bとかコンプティークの付録とかで
年齢制限のあるゲームの体験版が遊べたりするという、アレは今でも残ってるのかなそんな感じで興味を持った少年らは何らかで入手して
結果、彼らの心が切り裂かれているのを横目に見ていた。
独特の言葉遣いになり、しばしば逸脱していた。なかなか効果的なダメージを与えているようなので
いつかやろうとして気づけば10年以上経っていた、というわけだ。 -
お話について
ゲームの性質上、非常にネタバレしやすいので、多くは語らないようにしたい。
システムというか世界観、ゲームで言うならボードも良いけど
システム方面の謎解きよりも、
その上で繰り広げられる駒のやりとりが逸品でした。
大体の人が何らか狂っていて、自己犠牲を問わない人や
拒絶の裏返しが依存だったり、そういうものを抱えた人が
愛する事が何なのか、信頼とは何なのか、傷つくことを選ぶか傷つけることを選ぶのかなど
心の持ち方と触れ方に見どころありです。みきみきルートはシステムにも絡んでいて含めよかった。
言及したいけどネタバレになるので・・・・。当時の作品によくある多少の含みを持ちつつ、
全ては言及しない終わり方なので、そこは好きなら。ギャグや下ネタは多ければ多い方がいい方なので私にはマッチしました。
パスタに際限なくチーズぶっかけたり
食べ物にパクチー無限にぶち込んだり
ラーメンにニンニク入れまくったり、あれと同じようなもんです。 -
感想について
Twitterに真っ先に書いた「あの当時触れていなくて本当によかった。」です。
ちょっと狂ったキャラと、存分に狂った主人公というのは
性的描写・暴力描写よりも未成年にとって危険なので、
あの時あれだけ邪魔だと思っていた年齢制限に助けられました。それでなくたって中二病なんて、心の第二次性徴なわけで
全能感と無力感が共存し非常に不安定なわけで、
そんな時に触れたらどうなるかは明白です。些細な事で選ばれた特別な存在と感じたり
カリキュラムの外で得た知識を持って
自分は周囲の人を超えたと勘違いしたり厄介なのです。そもそもその年齢でそれを手にすること自体が逸脱しているので猶更。
ましてやゲームの性質上、ちょっと捻っているので
簡単に衒学者になったりする未来もあったでしょう。でもそこは30歳にもなってしまえば、楽しくプレーもできて、
程よく余韻に浸ってます。
実に素敵な夏の出来事。良き夏のお話。
普通や青春、そんなお話。
ネタバレはないはず。