BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

VRChatでアバターの足元に魔法陣を置きたい。(パーティクルのトレイルでやる編)

 前回のやつの別パターンでの実装です。

yananann.hatenadiary.jp

 本当だったらシェーダーでやる編作ろうと思ったのですが
理解が全然追い付かなかったので、今使ってるやつの実装の紹介です。

 

こんなのできちゃいます。というやつです。

f:id:yananann:20190623132701p:plain

 

全体の流れとしてはこんな感じ。

1,魔法陣に適したパーティクルの設定

2,トレイルに使う素材の準備(なくてもいい)

3,トレイルの適用

4,増やして魔法陣っぽく

 

複雑な形状はできない代わりに軽いです。

 

1,魔法陣に適したパーティクルの設定

Hierarchyの空白右クリックで[Effects]→[Particle System]を選択します。

f:id:yananann:20190623132853p:plain

 

パーティクルのパラメーターをこんな感じに設定します。
青丸で囲んだ感じになればおっけーです。


形状を維持するためStartSpeedを0に
今回は線が主体なので大きさを0.1に
MaxParticlesが多いとPoor判定になるのでEmissionとLifetimeの積を下回らない量に下げます。

f:id:yananann:20190623132957p:plain

ShapeをCircleにして円形に展開するようにします。
Radius Ticknessを0にしてばらつかないようにします。
ModeをLoopにすることで周回するように粒子を展開するようにします。

 

トレイルの設定。
ParticleSystemの下部にTrailsがあるので有効にして
ModeをRibbonにします。すると円を描くように線が出力されます。

f:id:yananann:20190623133305p:plain

 

魔法陣の形づくり

EmissionsのLife over Timeで頂点の数を設定し
Ribbon Countで線の形状を設定します。ここでは7と3でやってます。
特にRibbon Countで大きく雰囲気が変わるのでいろんな数字を入れてみると良いです。

f:id:yananann:20190623133405p:plain

 

2,トレイルに使う素材の準備

ベースとなる魔法陣の形はできたので素材を作ります。
いずれにしてもぐにゃーと引き延ばされるので、どんな形でもいいです。

f:id:yananann:20190623133608p:plain

GIMP起動して、100x100の新規画像を作ります。
透明なレイヤーを上に起き、下地のレイヤーを非表示にします。
描画色を白にしてスタンプを星にしてサイズを100くらいにして
真ん中にポンです。
これをpng画像にして保存します。

 

3,トレイルの適用

先で作成した画像をAssetsの中にいれ、新規でマテリアルを作成します。
ここではTrailParticle_circleという名前で作成しています。

f:id:yananann:20190623133740p:plain

作成したマテリアルのシェーダーを[Particles]→[Alpha Blended]にして
先ほど作成した画像を投げ込みます。

f:id:yananann:20190623133922p:plain

ついでに色も設定しておくと、雰囲気が出るかと思います。
時間経過で色を変えたい場合はParticle SystemのColor over Lifetimeを使うのが良いでしょう。

 

Particle SystemのRendererより、Trail Materialに先ほど作成したマテリアルを投げ込みます。
すると桃色だった線がそれっぽくなりました。
TextureModeを触ることで、雰囲気が変わるので試してみるとよいでしょう。

f:id:yananann:20190623133950p:plain

 

4,増やして魔法陣っぽく

作成したパーティクル(赤丸)を選択しCtrl+Dとかで複製します。
複製したほうのパラメーターを変更します。

Rate over TimeとRibbon Countで、円形っぽくできれば成功です。

f:id:yananann:20190623134214p:plain