BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

2020灼熱炎天下ツーリング

これまで人生の夏休みなんて言いながら
全然夏休みらしい事をしてなくて、ようやくやれそうな空気になったので
思い切って四国一周ツーリングしてきました。

緊急事態宣言の頃こそ、いよいよどこにも出れなかったけど
8月のお盆あたりはタイムラインで結構色々な場所に出かけてる人がいたので
それに便乗するような感じで行きました。

今回のコンセプトとしては、四国一周やりたいと言うのと
一直線の旅路を作りたいという2点でした。
これまでも色々回ってきたのですが、
夏の空と共に海岸線を走りたい欲を叶える時に
四国が抜群だろうという見込みです。

あてのない旅によく憧れますが、
本当にあてがないと、どこにも行けないので
あてがない風を装いつつ、いくつか目的を持つような
ツーリングが性に合ってる気がします。

 

 

1日目 神奈川県川崎市静岡県浜松市

そろそろ旅したい欲が出てきたので決意するも深夜2時

 

 

15:30に出撃、まずは東に行けるところまでで浜松まで来ました。
気温は32度で日が落ちても暑く、平日夕方という事で
地方都市の夕ラッシュに巻き込まれぐったりしてました。


2日目 静岡県浜松市徳島県徳島市

今回のコンセプトの一つである一直線に移動の実験です。

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当初の予定はこんな感じで、帰省を兼ねて・・・みたいな感じでしたが
空気感的に帰省はだめっぽいので四国一周コース確定みたいな感じです。

国道42号の端に愛知県伊良湖岬三重県鳥羽市のフェリーに乗船
そこから近畿地方を一直線に横断。
山間を走るので涼しいかと思いきや、盆地効果あり超暑い。
そして和歌山港から徳島港南海フェリーで移動。

普段だとキャンプかネットカフェなのですが、
GoToキャンペーンで35%引きで泊まれるというのもあり
普段絶対使わないビジネスホテル巡りを始めました。

確かに一泊5000円が3000円になるのは凄く大きく
ネットカフェの9時間プランで1800円なのを考えると
チェックイン時間次第で12時間以上滞在し
しっかりしたベットや風呂がついて3000円なら、
全然ありではないかと思い泊まりました。
でもやっぱり5000円になると、結構悩みどころかもしれないです。

徳島では鰻とか有名らしいですが、徒歩圏内になかったので
刺身をバシバシすだちかけて食べました。

 

3日目 徳島県徳島市高知県高知市

海岸線を走り外周をぐるっと回るコースにしました
が、とにかく暑い!! 海岸線は日差しを遮るものがなく
ひたすら照らされ、巡航速度も稼げず、かなりしんどかったです。
でも、そういう状況で出会える景色は、倍くらい良い感じがします。

 

その後、VRchatでいつもお世話になっております
ねのひさんと突発でさし飲みです。
就職おめでとうと、誕生日おめでとうで酒が進むし
何よりメシがうますぎる・・・これが本気の接待か・・・!

食べ物ってコモディティ化しやすいジャンルであって
じゃがいも一つでも、アイダホでも北海道でも
群馬県でもじゃがいもはじゃがいもだったりします。
もちろん、ブランド物は美味しいのですが、埋もれやすい。

しかし高知の鰹のたたきは違う。鮮度の良いものを藁焼き。
パックたたきのような冷蔵感や、焼いただけ感なんて物はなく
こんなにも旨いのかと舌鼓を打ちました。
その後、肉寿司食ったら「肉だ・・・」って語彙力消えましたが。

さらにひろめ市場で勝利してぐったり。
いやはやありがとうございました!!


4日目 高知県高知市香川県丸亀市

一番波乱の多かった4日目です。この日は土曜日で
当初の予定は80%で雨。しかし当日は40%の曇り。
いつか挑みたい四国カルストに再挑戦。

それもなるべく前回と同じ感じで439号をトレース。
前回は車で、隣できせろん君が必至ぶっこいて30kmくらいで走ってたところも
バイクでは60kmで巡航できる強み!

途中で何度も空を見て、天気予報を見る。
13時までにたどり着ければ素晴らしい景色が見られるはず。

県境の山脈めがけてぶっ飛ばす。
そして間に合わず、雨宿りして下山。
本当ならここで1-2時間くらいがっつり写真を撮りたかった所ですが
天気がダメだとどうしようもない。

そして下山して松山におり香川県に移動してその日は終わり。


5日目 香川県丸亀市滋賀県甲賀市

行きのフェリーで帰るのもありですが、
どうせなら来た道を引き返したくない。
バイクにも人生にもバックギアはついてないのです。
明石海峡大橋渡ろう・・・。晴れた日の橋から見える景色は凄く良い。

・・・そうは言っても灼熱の炎天下。
市街地はそこまでスピードも出ず、日差しは降り注ぐばかり。
避暑兼ねてゲーセンに退避したら、そこで自分より
10歳くらい年上の人と弐寺であれこれ話す。
しかもそのゲーセンが、いまだにブラウン管の画面使っていて
今となっては絶滅危惧な画面です。判定の良さが素晴らしい。

そしてそのゲーセンで知り合った人のおすすめのうどん屋に行く。
こういう感じの出会いで見つけた飲食店は好きです。

そして海峡を渡り、大阪で迷い、京都で日が暮れて
夜に忍者の里へと忍び込んだわけです。


最終日 滋賀県甲賀市-神奈川県川崎市

忍者の里に来たなら、やらなきゃいけない忍者修行
・・・のはずが、あまりに暑すぎて、入園して30分でぐったり・・・。
それでも、からくり屋敷は楽しく額から汗をだばだば流しながら満喫しました。

忍者村を出てから見えた道筋は2つ。
1,そのまままっすぐ帰る。楽しい450km
2,いっそ日本海側まで突き抜けない?

選ばれたのは1番でした。9月で涼しかったら2番だったかもしれない。

そして来た道を帰る流れで、この数日間の思い出を胸に
また続く次の物語と、始まる新たな生活を楽しもう。