BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

金銭的充足と精神的充足

昨日は理髪店に行き、入社以来ほったらかしの髪を処分してもらった。
昨今の事情から続くリモートワークと言うのも相まって、伸び放題になっていて、特にメンテする気もなかったんだけど、さすがにあまりに余所行きには厳しくなったので行った次第だ。

 

やっぱり突然オフの誘いとか来ると気にしてしまうくらいには、まだ心の中の格好をつけたい回路は動いているようで、でも実体としては庭木の剪定をするようなくらい、ほったらかしだったりして。

髪を刈るにしても行く場所はもう10年以上同じ場所と決めていて、今回もそこにお世話になってきました。何もなければ楽しく雑談をして、何かあれば相談をしながら・・・と言った感じだ。

こっちはこっちで仕事がうまくいかない事を話し、向こうは向こうで業界柄、濃厚接触になってしまわざる得ない所に苦心してて、1時間のカット時間とは言え、充実した時間を過ごしたりできる。

 

そこでの会話が印象に残ったので、覚えているうちに残そうと思う。

 

私が抱えている悩みとしては、今の現場が一番給料が高く金銭面だけ見れば最高だけど会社のやり方と肌が合わず消耗していている状態だ。これは時間が経てば解消する問題か、解消しないものなのか見定めようとしている事。

 

それに対し貰った言葉は前回の転職の軸が金銭的充足だったのなら、まさに目標は叶っている。だけど働いてみた所、精神的充足感も求めていた事に気づいたんだね。給料だけを理由にする方法ってのは確かにある。でもそれに納得できてない姿を見ると、かなり危険水域に来てるように見える。もし時間を設けて決断するとするなら、もっといろんな人の価値観を見た方がいい。その上で自分がその環境に適応しようとするか、何か行動を起こそうとするかを決めるのが順番だと思う。

それよりも先に今の現場に対してヘルプを上げて、金銭的充足と精神的充足を同時に
満たすように動いてもらう方が良いと思うけど。


・・・と言った内容で、カット代以上に得るものがあるから理髪店とは良いものだ。

 

聞きたい事を聞くまでは、何も言わない手相占いより実用的だ。

 

こういった精神に起因する、万能な答えがない問題に対しては占いみたいな見えないものを信じるよりも、多くの人生の物語を見ている人の情報の方があてになる。
絶対にはないにしろ、その確度は大きい。

10年以上前の無鉄砲な頃からはずいぶん変わってしまった事をこういう場を設けてわかったりするわけで、改めて自分の立ち回りを考えたりするよね。

 

好き放題やると苦しいけど後々楽しくて、多少なり我慢すると苦しいけど後々救われたりする。 というか、我慢というのはその後の見返りを求める事なので、その見返りが描けない我慢は消耗でしかない。

覚醒

世の中の大半のモノやコトは一発目からうまくいくなんて事はない。
バットにボールを当てる事や、バスケットゴールにボールを入れる事、いずれもやっていくうちに、コツのようなものがわかってくる。 それはギターを弾くにしても、絵を描くにしても同じで、反復練習によって勘所なりあたりをつけたりできるようになる。

これらは誰もができるようになってて、ただその取得までの速さが人それぞれと言うだけに過ぎない。

凄まじい物量を捌く音ゲーマーも、頭が認識するより先に銃口を向けるFPSゲーマーも誰もがたどり着ける場所で、誰もがその道の途中なのだ。

おそらくはその人もかつて、そこにいたかもしれない。

 

これは覚醒と言うより開花という方が近い。
蕾から花が咲くまでのプロセスは
速さは違えど、全てが同じ道を辿っている。

 


・・・とここまでは技術的な話で、これは練習で解決する話だ。

 


じゃあ、覚醒ってなんだろう。
気づかないものに気づけるようなもの。

 

例えば二人で食事をするとする。
1人はその料理に舌鼓を打ち満足して店を後にする。
1人はその料理に舌鼓を打ち、それが何によって実現されてるかを考える
どんな材料で、どのように調理され、隠し味が何でを考える。

 

前者はどうすれば後者のような思考回路が生まれるようになるのか。
気づけなかったものに気づけるようになるのか。

たくさん料理を食べる事でできるなら、年寄りは相当頭がいいはずだ。
たくさん料理を作る事でできるのかと言うと、それも怪しい。
料理がうまくなりたいと思っている人だったら・・・気づけるかもしれない。

 

だとしたら食事における覚醒方法は、料理に対し向上心がある事が条件だ


こういう覚醒方法が、まとめサイト的にまとまっていると嬉しいのだが
それを見つけられていないという事は、
それを見つけられる能力が覚醒していないのかもしない。

 

仕事的にサーバーよりネットワークの仕事が多くなり、レベル的にはまだラケットに球が当たるかどうかも怪しい感じのポジションである。この手の業界は反復練習が給料や成長につながる事は薄く、ひたすらに覚醒だけが評価される。

故に覚醒方法を探している、という感じ。

最端

昔から端と言うものが好きだ。

 

学校生活では給食に並ぶとき、一番乗りか一番最後かのどちらかで
座る席もくじ引きながらに、端が多かった。

窓際の一番後ろも、一番前も経験して
そこから見える世界は、妄想の中の主人公に良いインスピレーションを与えてくれた

 

初めて就職した時も、学年の中で一番遠くの職場に行った。
電車も端を取り、発表ではなぜか1番か最後だったりしたし
特に望んでいるわけでもなく、端というものに縁が深い

 

 

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2011年8月11日

・・・気づけばバイクで最北端を目指していた。

単車に乗ろうと思ったきっかけは、単にかっこよくて
旅ができればという、安直な理由だった。

 

それから10年して色々な旅というものをして振り返ると
知らないうちに、岬巡りをするようになっていた。
端っこを目指すツアーをしていたのだ。


だけど極地なだけあって、アクセスはよくないし
人は少ないし宿はないし、基本的に快適な事は少ない。

 

そしてそのバイクは手のひらから零れ落ちてしまった。
なぜなら行ける所の日本の端を全部行ってしまったから。

 


仕事に関しても5年くらい前から、お金と言うものに執着して
自分ならどれだけ稼ぐことができるんだろうってのを試したくて転職した。

 

それまでの会社は、自分の仕事のほぼ全てをスクリプト
プログラムに任せていて、8時間勤務中6時間くらいやる事がなく
ずっと、ゆうゆのニコ生を見ていた。

クリミナルガールズをした日、洞窟物語をした日とか今でも覚えているし
それ以外にも普通についったーを見て、成人コミックの新作情報拾ったりして
開発環境では、マウス連射を記録したマクロでクッキークリッカー
クッキーを連射したまま家に帰っていた。

 

そんな様子を見られていれば、当然給料は上がらない。
やりたい事に対して、お金がずっと足りなかった。
それは転職の動機としては十分で、そして転職したら地獄のような思いをした。

 

年収は100万くらい増えた。
今、振り返ればクソみたいな日々だったけど、まぁ悪くなかったなと脳は勝手に美化してるけど、美化しないと過去の否定みたいなものだから美化されて当然か。
あれは間違いなくクソな日々で間違いない。


それから今の会社に入って、年収の計算をしたら180万くらい増えそうだ。
少なくとも給与明細にある金額は自己ベストという最先端へと到達した。

 

 

思い出したが、岬巡りのように端というのはあまり快適でない。
学校や電車の席の端とは違うのだ。

 

岬へのアクセスが悪いように、出来高の良い支給額を得る場所は単純に仕事量が多く、また複雑さも十二分で、消耗してしまう。
リモートワークとはいえ一日の中でやってる事は、仕事と食事と睡眠とVRChat時々映画だけだ。そこに何かを始める時間はない。
だからこそ、それだけお金出してでも、残ってほしいのだろうけど単純に私を構成する部品は、軋み音を上げている。

やりたい事に対してお金が足りなくて転職を続けたら
お金が入るようになったけどやりたい事がなくなってしまった。
とってもありふれた寓話みたい

 

やりたい事見つかるのかなぁ・・・
それは今いる端っこと思ってる場所から、さらに前に進むか引き返すかという選択でもある。
正直、意識は高くないので引き返したい。と脳内の300人会議は満場一致だ。

そしたら、次はどこの端を目指すのだろう。

 

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不安の想像はいらない

何かをやる前から不安に思う事ほどもったいない事はない。


旅だってそうだ。

バイクのエンジンをかける前から
どこまで行こう、どこで眠るんだろう、そして帰れるのだろうかと考えても答えはでない。

そしてその答えを出そうとする事はは、あてのない旅という素晴らしい物語を
台本に落として、考える事を放棄した人に宛がわれたパッケージツアーにしてしまう事になる。

 

想像して不安になるなら想像しなくていい。
やってみてから不安になる事が醍醐味なのだ。という事を忘れていた。
昨今のあれこれで、安定を求めたりしていて、未知の不安の想像ばかりをしていた。
これからどうしたくて、そのための道のりはなんなのだろうかと。

 

というか普通の人生は、むしろ不安にあふれている。
死ぬ事への不安なんて誰もが抱えていて、だからこそ宗教が生まれてきたわけで。
不安から目を逸らそうとすると、何かで頭を上書きする必要がある。
不安から目を逸らすために、習慣を作ろうとする。

だけど、習慣になってしまうとなかなか剥がせなくなる。
なぜなら人は本質的に、習慣と言う名の何かに溺れるようにできている。
それが酒だったり煙草だったり異性だったり、わかりやすいものもあるが
ランニングやサイクリングだってそうだ。
土砂降りの雨の中で走るのを辞められない人や、
動けなくなるまでペダルを漕ぐ人が
健康的かというと疑わしい所がある。

 

習慣を以て不安を解消しようとするのだ。

 

それが悪化すると妄想や捏造レベルでまで不安の種をほじくって探しちゃう。
無意識に不安が生きる糧にすらなっている人もいる。

 

できるなら始める前から不安がらない努力をしたい所だ。
今まさに目の前にある不安だけに目を向けて
それを一つずつ解消していく方が、物語じみてて良い。

 

そして人はそれを、計画性がない、という。

でも物語は結果的に生まれるもので、
プロットありきの物語は作者の想像の域を超えない

今日は5年ぶりに中野に行ってきた。
確か5年前ははやぶさ飲み会で雨の中野を歩いたんだった。
Twilogはすごく便利で、忘れていたものを思い出してくれる。
全く見当もつかなかったのに、思い出せてしまうのだ。

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Connect ChatにVRChatで使ってるアバターを持ち込みたい

半年以上怪文章書いてましたが、久々の技術的なやつです。

結論から言うとVRM形式にしてアップロードすれば使えるわけですが、
それすら見るのがめんどくさいってのは正直なところあって、
とりあえず作業記録がてらに、やった事を残します。

 

後日画面キャプチャ付きであげるかもしれません。

 

■なにやるの

Connect ChatとかいうVRChatのパクリっぽいやつにアバターをアップロードしたい

store.steampowered.com

 

■前提条件

  • Unity2018が必要
  • DynamicBoneはもれなく死ぬ。SpringBoneに置き換える必要がある
  • この手順ではSpringBoneに置き換えない

 

■手順

  1. unityのプロジェクトファイルをコピーする
    コピー取って作業する事を忘れずに。

  2. コピーしたプロジェクトファイルをunityに読み込ませる

  3. ここにあるUniVRM-0.65.0をダウンロードする
    https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases

  4. ダウンロードしたパッケージをインポートする。

  5. DynamicBoneを全部消す
    VRMではSpringBoneとかいうのを使うらしいですがここでは割愛

  6. シェーダーをMToonにする
    使用できるシェーダーに制限があり、VRChatterがよろしくお世話になっているUTSやArktoon、poyomi等に近いシェーダーがMToonって所になります。

    connect.vrlab.dmm.com

    めんどくさいと思ったら、即UnlitTextureで良いと思います。

  7. MToonに変更したシェーダーのパラメーターを必要に応じて修正する
    元のシェーダーのShadeColorとか設定してると色合いが変わる場合があります。
    Arktoonは影響を受けました。
    ・Opaqueの場合はShadeColorを白にする。白にしてうまくいきました
    ・FadeやTransparentを使う場合は以下の設定を行います。
     +RenderingTypeをOpaqueからTransparentにする
     +RIMをIntensityを-10にする
     +ShadeColorを白にする
  8. シェーダーに応じてOutlineを設定する(yananan_備忘録)
    OutlineのModeをWorldCoordinatesにする。
    Colorに色を決めてWidthで大きさを設定する
  9. シェーダーに応じてRimを設定する(yananan_備忘録)
    Colorで色を設定し、Liftで太さを設定する
  10. メニューのVRM0からExport UniVRMを押す
  11. 必要な情報を入力する
    Title:タイトル
    Version:1.0でも0.1でもお好きに。
    Author:作った人
     (モデリングの制作者でなく。問題が起きた時に責任を負う人な、はず)
  12. アバターの人格に関する許諾をOnlyAuthorにする
    いわゆるパブリックアバターにしない設定です。
  13. スクリーンショットを準備する
  14. Exportを押す
  15. DMMのアレにアップロードする。
    https://connect.vrlab.dmm.com/user/avatars/
  16. アバターの人格に関する許諾範囲が以下である事を確認する

アバターに人格を与えることの許諾範囲
 OnlyAuthorであること


 下の暴力表現や性的表現の許可は3Dモデルを販売しているところで確認する。
 RiLFの場合。
 https://yudono.booth.pm/items/1262150


・このアバターを用いて暴力表現を演じることの許可
 明記されていない。わからないからやめておこう

・このアバターを用いて性的表現を演じることの許可
 明記されていない。わからないからやめておこう

・商用利用の許可
 可能っぽいけど、自分がやるわけではないのでOffにする。

 

あたりまえのことだけど、
勝手に解釈して、怒られなければ大丈夫だろうっていうのはやめようね。

まぁ、それも自由と言えば自由なんだけど、自由には責任がついてくる、という事で。