BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

会社で犠牲にならない社会

死は労働を辞める理由にはなりませんが、通勤電車は拷問です。

都会から田舎に引っ越し、そこの社会で働いておよそ3か月になるのですが、今日はその所感について書きますか。

 

1,通勤方法について

私の中における会社員というのは電車で味噌汁ぶっかけご飯にされてから仕事を始めるものでした。卒業してすぐ東京で、営業キロ数も特に長い小田急線の町田駅から新宿駅です。 そのあといろんな会社を転々としたけど、路線ごとに質が違うだけでぶっかけ飯に変わりはありませんでした。

田舎の方は車なりバイクなりなので、もみくちゃにされることはなくなりました。みんなが4人乗りの車を1人で運転するからね。都会ほど道があるわけでも頻繁に道が変わるわけでもないので、ナッシュ均衡が起きます。一番早い道や近い道に車が集中して渋滞する。一本裏を選んでも合流の交差点でハマるみたいな。

ディスタンスは確保できているけど、その間にソシャゲのデイリーできなくなったのは、ちょっと残念だ。というかそれがほぼ全てだ。


もみくちゃにされるか、ゲームできないかは甲乙つけがたい

 

2,通勤時間について

家から駅や駅から会社までの徒歩がないので通勤時間が短いです。ドアtoドアで前は7:51に家出て8:55に会社ついてたのが、7:27に家出て7:47に会社につきます。バイクですり抜けて信号もあたりを引けば15分でつきます。これに関しては田舎の方が圧倒的だ。

まぁそんなギリギリ攻めてればコンビニ寄る余裕とか一切ないんですけどね。1本早い電車で保険を掛ける事は、コンビニで飲み物を選ぶ余裕を与えてくれる。

 

3,会社のあり方

これは会社によるかもしれないけど、今の会社は残業という残業はないし、プライベートが非常に尊重されている。 病院に行く、車の調子が悪いのでディーラーに持ってく、子供の送り迎えに、親の介護であたりは当然として、割としょうもない理由でも休める。というか休む事が前提で会社が回っている。

そもそも田舎は家庭を持つのが速いので、家庭の事情で休まざる得ない事が多く休む事について寛容である。ましてや若い人はみんな都会に行ってしまうので、残されたカードでやりくりするしかない。そしてその恩恵を受けている。 

まぁ家庭も責任も持ってないんだがな。

その結果、今の職場には50代後半の人と30代後半の人が圧倒的に多い。20歳違えば親子のようなもんで、そんな感じの空気の中にいる。 

文化祭の前日のような猛烈な忙しさの中で、特にやりたくない事を強いられるだけの日々が嘘のようだ。家庭の事情がないから全力が出せるし、全力を前提としたスケジュールが生まれれば後は休みなんてないようなもの。 さぼり癖のある人にスケジュールを作らせた方がいいんじゃないかな。

 

 

これはこれでぬるま湯のようだ。前にも何度かぬるま湯に浸かる事はあって、そのたびに危機感を抱いては辞めて、次の現場で茹でられる羽目になるんだけど、こんどはこのぬるま湯を肯定していこう。

仕事を目的にする人生もいいだろうけど、それしか選べないのはつらい。 自発的に仕事を目的にするのはありだし、やるなら自分で選びたい。選択の自由を選ぶんだ。