関東に住んでた頃は、冷蔵庫は家の外にあった。具体的に言えば家の前の道路の向かいにAMPMがあった。
お腹が空いた時、お酒を買いたい時、煙草が切れた時、手持ち無沙汰な時はとりあえず家を出て冷蔵庫に入店する。
そしてデスクの上には観葉植物を置いて目の涼を感じたりしていた。
今ではすっかり逆転して、職場の窓には大量の観葉植物が。
いや、雑草は観葉じゃないだろ。
しかし、デスクどころか工場、いや校庭にも収まりきらない、山そのもの。
4月頭には居室を桜色に染めて、今の季節は青空が居室を染めている。
それとなく自動的に季節が部屋の中にやってきて、そこには電光掲示板の必要はない。
そんな最近思ったことだった。さて問題は冷蔵庫だ。
家の中に冷蔵庫はあるけど、家の外の冷蔵庫までが若干遠い。
「ただ、今夜の酒を買う小銭があるだけでいい。」とはいかなくなってしまった。