BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

Sapıklıktır

月曜~金曜の9時~19時くらいに社会との関わりを詰めてる人の、一日の流れは大体決まり切っているところがある。 なぜなら始業時間に間に合うよう逆算された起床時間と、起床時間から確保したい睡眠時間によって導き出される就寝時間で平日が構成されるからだ。 私の親が、今の私の頃くらいだったらまた話は別だろう。当時そこまでやる事があったとは思えない。

2000年過ぎたあたりから、徹底的な可処分時間の奪い合いに巻き込まれて、2010年になる頃には確保しておきたい睡眠時間以外の全てで、何かをやっている事になってる。

やる事がなくなったから寝よう、なんてものがなくなってしまった。

 

ここまで書いていて、わかるーってなった人は多分、同じようなタイプだし
んなこたーないって人は多分違うタイプだし、まぁそんなもんでしょう。

 

起床時間と就寝時間が決まっていて、始業時間と就業時間も決まっていて、昼食休憩と晩御飯時もある程度決まっていて、自由時間も毎日大体同じだとすれば、ある意味それは約束された一日と約束された時間のように思える。

それはまるでツアー旅行のように決められたタイムラインに身体を置いていくみたいな。

 

だから時々旅に出る。

起きる時間も寝る時間も、そしてその場所がどこかもわからない。それを決めていく事の楽しさは、まさに非日常そのものだからだ。

毎回場所も時間も違えば、それは不安定な事で、その不安定でいる事が楽しい。このあたりで寝る場所を探そうとして、それが全然見つからない時、少し命がかかって来たときに最高の時間は始まる。

業績や成果という何かために時間を費やすのでなく、自分が生きていくために時間を使う事。

 

合わない人には徹底的に合わないかもしれないけど、
こういう時間の使い方がたまにあると、刺激的でよい。

日常の決められたタイムラインでは、そういう時間の使い方に無気力になってしまうから、時々そういうのがあるといい。