前回の記事の応用というか、発展として
複数のパーティクルを仕込んだり、なんか色々やってみたいよねを、やります。
今回のパーティクルでは必殺技っぽいものを打つようにします。
指さすと、お菓子がどーん!衝撃波に星まで出る感じです。
パーティクルには大きく2種類あるうちの今回は前者で実装します。
・発生元に追従するもの(Local)
・発生後、ワールドのルールに従うもの(World)
今回のパーティクルは2つで構成します。
・エネルギーを溜めるアクションを模したパーティクル
・エネルギーを放つアクションを模したパーティクル
エネルギーを溜める用に複製したアバターと
エネルギーを放つ用に複製したアバターで
元のアバター含め3つのアバターで構成されます
放つ方はワールドにデリゲートしたほうが指先を固定しなくてよいのですが
今回はそこまで余裕なかったので、両方ローカルで実装です。
全体の流れ
0,下準備
1,エネルギーをためるパーティクルの実装
2,エネルギーを放つパーティクルの実装
3,アニメーションの作成
4,カスタムオーバーライドの設定
5,ベースアバターに設定してアップロード
0,下準備
出力手前までやっちゃいましょう。何回かやればもうそんなに迷わないはず。
1,エネルギーをためるパーティクルの実装
手の甲あたりにエネルギーをためたいので、
そこに収束するパーティクルを作成します。
- ParticleSystemを作成し中指あたりに持っていきます。
中指から集めたい場合はそのまま、手の甲なのでモノ持たせるみたいに微調整します。 - Scaleは全部1にしておきましょう。ここまで赤丸参照です
- 各種パラメータを設定します。
StartDelay:アクション開始からパーティクル発生までの遅延設定です。誤操作でいきなり出ないようにしてます。
StartLifetime:発生から消滅までの寿命です。今回は2秒です。
StartSpeed:パーティクルの発射速度です。負の値にする事で逆方向に発射します
SimulationSpace:前回はWorldでしたが今回はLocalです
MaxParticles:発生させる最大数。加減しましょうEmission
Rate over time:1秒当たりの発生数。加減しましょうShape
Color over Lifetime:時間経過で色を変える機能です。焚火のパーティクルとかこれです。
Shape:Sphere(球体)にします。
Radius:球体の大きさです。
今回調整で重要になるのが、StartLifetimeとStartSpeedとRadiusです。
球体から中心に向けて放ち、中心でちょうど消滅するように調整します。
今回はRadius:2, StartLifetime:2, StartSpeed:-1で実装してます。
Color over Lifetimeで青から白に変えつつ70%くらい透明にしてます。
味付けなのでご自由に・・・
2,エネルギーを放つパーティクルの実装
今回は人差し指から放ちます。魔観光殺法です。
なるべく、どっ!って出したい。
ということで人差し指にParticleSystemを配置します。
- 以下のようなパラメータにします。
Rotation:射出方向。指さしたほうに出す時はXを270にします。StartLifetime:今回は3秒で消します。
StartSpeed:15-30のレンジにすることで爆速で射出します
StartSize:小さめのを大量に出したいので0.2です
MaxParticles:最大1500にしてますが、1500出ることはないです。Bursts:3秒おきに150-300個を一斉に射出するようにしてます。
Shape:ぶわって出したいのでCone(円錐)です
Angle:大きくするほど広範囲になります
Radius:発射元の円錐の頂点の細かさです。本当に指先から出したいので0.01です。Limit Velocity over Lifetime:放たれたパーティクルを減速します
Speed:最終的に減速させたときのスピードです。0にすると止まります。
Dampen:減速のかかり具合です。0に近いほどブレーキの利きが悪いです。ここはいい感じに調整してみてください。 - あと今回ハロウィンだったのでお菓子テクスチャーにしてます。
- おまけ。 お菓子を放った時に衝撃波的に星を出したい。
同じ階層にもう1個ParticleSystemを配置し、適当にパラメータ設定してください。
ShapeをConeからCircleにすることで、ぶわって出したときに
衝撃的に星も出ます。
3,アニメーションの作成
4,カスタムオーバーライドの設定
5,ベースアバターに設定してアップロード
すでに記事があるので、省略します。
違う部分があるとすれば、アクション時の指の形と、
アニメーションを呼び出す際の指のアサインくらいだと思います。
前回に比べて手抜き感がすごい記事になってしまった。
手順は前回書ききってしまったので、今回はどちらかというとパラメーター重視になりました。
また新しいので何か面白いのできたら手順作ったります。