パソコンと夜更かしを共にして幾星霜
その頃の夜更かしはADSLでラグナロクオンラインを遊んでいて
ただ目の前にある楽しい時間をいつまでも味わっていたい、そんな夢の時間があった。
寝る事が虚無ではないけど、寝る事より楽しい時間の方が大切に思ってしまう。
インターネットは楽しい時間があって寝る事を勿体ないと思ってしまう。
楽しい時間がこのままずっと続けばいいのにと思ってしまう。
夢の時間を与えてくれる土台がインターネットであり
終わらないネバーエンディングストーリーがゲームにあって
そこで過ごした時間を見知らぬ誰かと秘密のように共有する時間が素敵で
そんな時間に憑かれてしまっては、もうずっとそんな時間を過ごしている。
それでも守るべき矜持みたいなものはあって
せめて寝る時は布団の中で寝ようみたいなモノはある。
今までは、寝るべき境界線を定めてそこを過ぎたら寝るってのを考えてたけど
最近は底にたどり着く前に意識が揺蕩う状態になってしまった。
楽しい時間とお別れして、続く明日の物語に向けて布団に入るわけだけど
楽しい時間のまま遊び疲れ意識を曖昧に落としていくのもいいもんだなと思ってきた。
形はどうあれかなり幸せな事だと思っている。
願わくば人生の最後もこんな感じであるといいのになと思うくらい。
そもそもなんで寝落ちるようになったかと振り返ると
今までは22時からゆるやかに飲み始めて1時前に飲み終わって・・・なんてしてたけど
仕事が終わる時間が遅く、23時くらいからスピードアップして飲んでて
酔いが回るのが早いんだろうなっていう。