BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

都落ちから半年が過ぎました。

家電とか完全に揃い切っていないものの、ひとまず私を構成するために必要な丈夫なパソコン、なんでもできる広さのテーブル、全身を預けられる椅子という三種の神器を用意できた。

 

テーブル:

IKEA LINNMONの150cm x 75cm(生産終了)

IKEA RODULFの140cm x 80cm(生産終了?)

 

パソコン

変わらず。

 

椅子

アイリスオーヤマのオフィスチェアハイバック

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田舎に戻って、そのギャップに耐えられるかどうかみたいな所を気にしていたんだけど、思ったよりなんとかなっている。元より知っている地域で、初めから期待もしてないので失望や焦燥、落胆というものがないのだ。 期待というのは自分にだけ抱くくらいが丁度良いのだろう。

 

地域に縛られる必要性

じゃあ、都会にいた頃何をしてたんだろう。
平日は仕事とゲーセンと家の往復に外食がついていて、休日は家に籠るか知ってる街のいつものお店ローテーションとかそんな感じだった。

地元に戻ってからやっている事と言えば、
平日は仕事と時々ゲーセンの家との往復に、ほどほどの外食がついて、休日は家に籠るくらいだ。

書き出してみると、ほとんど変わらない。確かに横浜をふらついたり秋葉原を闊歩したりする楽しみはあったが、そこに生産的なものはなく暇の潰し方や散財の仕方の手法くらいになっていた。 前は新宿や池袋、秋葉原に能動的に行きゲーセン行脚やパーツショップを巡ったり、平日だと並ぶラーメン屋に行くとかそういうのをすごくやってた。 前の話であって今は街に対して明確な目的もなく漫ろにうろつく程度になり、その程度になってしまった。
前々から予兆はあったけど、コミケも秋葉も飽きてしまって執着がなくなってしまった。

 

元々地域に縛られるような生き方じゃなかったからだろう

だからこそ行ってこれたし帰ってこれた。

また行く事もできるだろう。

 

インターネットの普及が遅れてたから行ったし
インターネットが普及したから帰ってきた。

結構ほしい同人CDがあったんだけど、当時はBoothはおろかニコ動もない状態で、コミケに行かないと、東京に出ないと手に入らなかった。地方の学生でLCCもなく片道36kかけていくにはあまりにハードルが高かった。はかた号って選択もあったんだろうけど、そこに情熱を削がれたくはないよな。
CDに限らずテレビもそうなんだが、大分県は日テレとフジのクロスネットなので朝にZIP流したチャンネルでバイキング流したりするようなところだ。当然テレ東は映らないが、アニポケは夕方16:30から放送とかしてた。 おはスタはないし24時間テレビは24時間放送しない。

 

今になればboothでデジタルデータで買えるし、なんなら曲名でググればYoutubeがヒットする。場所は超えてしまい、必ずしもそこにいる必要はない。 テレビすら今や見逃し配信があるくらいだ。

 

こうやって書けば、外に出るのも妥当な感じはするが、

正直な話言えば、別に昔だってP2Pファイル共有ソフトでなんでも手に入れられた。

なんでも手に入れられたからこそ、そこで手に入らない何かが欲しかった。

 

この時代に、あの多感な頃の私がいればさぞ救われただろう。Twitterでフォローして、新作出ればそれ買って、discordチャンネルとかあればrom寄りで静観してただろう。

まあたらたらたられば垂れても仕方ないんだが。

 

それに、もしそんなのできたとしても、今ままで相性の良い人と分かり合えなくなるかもしれないと考えると、この道もこの道だなと。

 

・・・だとしてもやっぱり高いよな。
その時その場所にいたからこその感情の共有としてのVRが普及してくれると嬉しい

www.suruga-ya.jp

 

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ふと思い出して調べて見つけて、17年前だなとか思って。
これくらいに昔になると、正しい単語で検索しても出てこないか、デッドリンクばかりになってしまう。
やっぱりインターネットに永遠なんてものはないんだね。

 

今年はInternet Archiveに寄付でもしてみようか