BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

13日目の月曜日

バイクを乗り回すのに素晴らしい季節が始まった。始まっている。
生まれ育った町に帰り、あの日乗せてもらっては通らなかった道を自分の乗り物で通って、あの日の向こう側を見てきてます。

最近は毎週末天気が良いと近所をうろついていて、100mくらい走ったりする。
川崎市に住んでた頃だと、道志村くらいまでの距離で、片道3時間の丸一日ツーリングコースだ。だけどここは交通量もそんなにないので100kmくらいなら2時間くらいで行けてしまう。

 

家の近所の道は大体走り飽きたので、ゾーンを抜けるまでが長い。人が少ない町は道路も少ないのだ。
その辺は東名川崎ICから厚木ICみたいなものと割り切っている。その上無料だし。
今になってみれば東名厚木健康センターとか行ってみてもよかったかもしれない。

 

道に関しては当たり外れがあって、そこはガチャ気分で楽しんでいる。
当たりの整備された快走路は本当に素晴らしく、絶景に交通量皆無というのもあり、45km/hで流してもいいし95km/hでぶっ飛ばしてもいい。いくつかとっておきの道も見つけられた。

はずれの道は大きく2種類ある。一つは獣道以上車道未満ないわゆる酷道的なもの。捲れたアスファルトを避け、砂利を避け、センターラインの苔を優しく避け、対向車が来てもバイクなので余裕。これはまぁ楽しい。
もう1つは交通量の多く巡航速度の低い道だ。大体先頭を行くのは軽トラか「わ」ナンバーだ。こっちはかなりしんどい。

 

まだ開拓を始めたばかりなので、1個隣の山から行くとか今のところはそんな感じ。

大体どこに行っても観光客ばかりだけど、観光客を相手にしないところはそもそもお店がない。
流通業者向けの質素で愛想のあまりない、あの感じが少し懐かしい。

 

世界一周の夢は始める前から終わってしまったけど、今は今でそう悪くない。
だんだん悪くなってまた火が灯るか、ごまかせる何かがあると良い。

そして書いてる頃には22時になって、今日で13日目だ