BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

VRChatでアバターの足元に魔法陣を置きたい。(パーティクルでやる編)

傾向的にファンタジー色強いワールドと、
ファンタジー色あるアバターをよく見ます。

パーティクルだと大体こういうのをイメージするかと思いますが
使い方を変えると色々応用で来たります。

大抵の使い道は大体こういうのなんだけどね。

 

 

また片っ端からハードコピー取りながら載せようかと思ったのですが、
もうすでに何度もやってるし、ちゃちゃっとやっちゃいます。

 

全体の流れ

・魔法陣の準備をする
・unity上で使える状態にする
・パーティクルに適用する
・おまけ

 

・魔法陣の準備をする

何をするにしてもまず素材を準備しない事には始まりません。
魔法陣とかで検索すればそれなり素材はヒットして、
拝借することもできますが、規約のあれこれもあるので
ここでは自作するところから始めます。

拝借したものを使う場合はこのパートは無視して大丈夫です。

 

1,Excelで魔法陣っぽいものを作ります。

やっぱりExcelじゃないですかやだー。とはいいつつも
規則性の高い図面書くときは、自分の手よりもやっぱり使いやすいです。

f:id:yananann:20190522221850p:plain列と行の幅をそろえて方眼紙にした状態で図形を作成します。
その際、書式設定で、塗りつぶしを「なし」にすると線が重なります。

 

2,スクリーンショットを撮る

キーボードにあるPrintScreenを押したりWin10ならSnipping toolsとかで撮影します

 

3,GIMPで透過加工する

GIMPを起動したら先ほど切り出した画像を貼り付け、トリミングをします。

f:id:yananann:20190522222405p:plain

ツールボックスの一番右上の「色域を選択」を選択し白い部分をクリックします。
青点あたりで良いと思います。
あとはDeleteキーを押すと白い部分が綺麗に消えると思うので、png形式等で保存します


・unity上で使える状態にする

1,unityのAssets内に投げ込む
 説明するまでもなく・・・。直接D&Dしてください

2,透過を有効にする
Alpha Is Transparentにチェックを入れApply押します。

f:id:yananann:20190522222721p:plain

 

3,パーティクル用のマテリアルを作成します
f:id:yananann:20190522222824p:plain

マテリアルを作成したらシェーダーをParticles/Additiveにして
透過を有効にした画像を投げ込みます。


・パーティクルに適用する

今回のパーティクル魔法陣では次のような挙動を想定しています。

「魔法陣が出現し、数秒間滞在した後、消える」を繰り返す

 

1,パーティクルシステムの生成
右クリック押してEffect→Particle Systemを選びます。

2,パラメーターを設定する

こんな感じで設定してください

f:id:yananann:20190522223003p:plain

StartDelay:0でいいと思います。発生するまでの時間です
StartLifetime:何秒間表示するかです。ここでは3秒で設定しています。
StartSpeed:パーティクルを粒子として飛ばすスピード。飛ばさないので0です
SimmulationSpace:Worldにすると魔法陣が置いてかれます。アバターに追従する場合はLocalにします。

Emittion
 Rate over time:秒間に何個粒子を生成するか。0.4なのでおよそ3秒に1個生成します。
 StartLifetimeと兼ね合いで調整すると良いです。

Shapeは今回使わないのでオフです。

 

本番はRendererの部分です。

f:id:yananann:20190522223400p:plain

Render Mode:BillboardからMeshに変えます。Billboardはプレーヤーによって見え方が変わったり拡大縮小したりします。
Mesh:Plane(平面)にします。立体的な魔法陣を展開する場合は他の物を選ぶとよいでしょう
Material:手前で作成したマテリアルを選択します。
Render Alignment:ViewからWorldに変更します。魔法陣がカメラ目線をやめてくれます。

 

これで概ね出来上がりです。アバターの足元においてあげましょう。
あまりかかとに寄せすぎるとカーペットとかに隠れてしまうので、微妙に上げるのがポイントです。


・おまけ1

今回作成した魔法陣です。テスト用なので出来は・・・まぁ、ね

f:id:yananann:20190522223921p:plain

 

おまけ2

エクストラパラメーター

f:id:yananann:20190522224018p:plain

ParticleSystem
・StartSize:ランダムにすることで毎回違うサイズの魔法陣が展開されます
・StartRotation:90と-90にすることで回転した状態で出現します
・StartColor:グラデーションで設定すると、毎回違う色が出現します

Color over Lifetime(出現から消滅の間の色付けを行う)

・Color:最初と最後のアルファ値を上げることで、ふわっと出現し、スッと消えていきます。いい雰囲気になります。

 この魔法陣はksoさんの魔法陣を拝借しました。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34323