ブッダの教えは、たった二つの言葉で表せる。
「ひとを助けなさい」と「助けられないのなら、少なくとも人を傷つけてはいけない」である。
できるなら前者で居たいけど、そこまでできた人間ではないので、どうにもできない事があって、その時は後者の「傷つけては・・・」を強く意識する。
より良くしようとしたはずが、かえってダメにするなんて事がありふれているからだ。
Webサービスなんてそればかりだろう。mixiも某動画サービスも某つぶやきサービスもさ。
社会に出てからはずっとパソコンをぽちぽちしていることもあって、並みの人よりは詳しくなって、相談を受ける事とか多々ある。
私より遥かにアルティメットな人なら造作もない事でも私にはわからない、なんて事もあってそういう時は深追いしないようにしている。
足るを知るというか、責任の範囲を超えた無責任を負えないという所が強い。
踏み込みすぎない事のほうが良い結果を生むことが多い。
それは技術の分野の話で、技術なら大体答えは1,2個に限られて、それを特定する作業に過ぎない。
プログラム上の何か、デバイスが何か起こしてるか、ハードウェアなのかとか。
だけど感情となると話は別で、答えはあってもたどり着くノウハウを持ってない事がたくさんある。
そうした時、どうする。
出来ないなりに懸命の答えを出すか、これ以上傷つけないために退くか。
後者を選ぶ。いい方向に進んでいきたいけど自信ない答えを妄信され、結果的にダメになってしまう事はやっぱり怖い。そういう臆病者の考え方が、紳士なのか真摯たらしめてるものなのかなと思ったりした。
触れた方がいいモノ触れない方がいいモノのその塩梅に答えがないので、解答用紙がそろそろほしいところです