BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

Brand New Old Days

8月6日、室温は31度の湿度が65%。
風速8mくらいで風が部屋に入るので、冷房不要の涼しさです。

角部屋で各方角に窓があると、風の通り道が確保できるので
かなり快適に過ごせます。
東南西なので南風も入り放題!

 

今の家の1つ前は、1階1kの小さな部屋の真ん中で、
夏は暑いし、冬は底冷えするみたいな感じでした。
そして閑静な住宅街で、騒音もなく・・・ってな感じです。

ある時、引っ越すタイミングで思い切って都市部に行きました。

 

というのも高校生の頃、家は田舎だけど、夏ともなれば
ずっと友達の家に泊まりに行きっぱなしになって
その家は幹線道路沿いの古い家。

夏の暑さで目が覚めて、友達とうだうだしながらゲーセンに行く流れ。
そんなのをずっとやってきたし、永遠に続くようにも思えました。
当然そんな事はなく卒業して、街そのものを離れていくわけで。

 

4年前くらいに今の家に住み始めたのですが、
その時考えてたのが、その頃を追体験したいなって欲望。
引っ越しで言うなれば新生活なのに、やってる事は追体験


だからBrand New Old Days。

 

結果的に望み通り、夜中でもひっきりなしにトラックが走り
時報感覚でサイレンが鳴るけど、それすら心地よい感じ
それも4年経った今でも飽きる事も、不快に感じる事もない。

 

この感覚は多分仕事と似てるような気がして
つらいと感じる人には、つらいと感じるし
刺激的と感じる人には、なかなか刺激的で

 

これまで居住に関しては、田舎でも都会でも肯定的に受け取れたけど
仕事はどうも相性が悪いのか、何かあるとつらいと受け取ってしまう。

そして同様に不満を持ってる同僚と会社の文句を言いあったりする。
大体どこの会社でもやってることだとは思うけど。
そしてその同僚が転職したりすると、
自分も行けるんじゃないかって転職しようとしたりする。
その度に面倒に巻き込まれてしまう。

 

この日記を書く数日前から薄々気づいてきたんだ。
人生において誤った決断を下した時が何度かあって
その中に必ず入ってるのが「他人にそそのかされて転職する事」だと気づいた。

 

yananann.hatenadiary.jp

 

昔から中二病を患っていて症状はご存じの通り
「元々アホなのに、自分は他人とは違うという謎根拠を元に万能感に浸る」やつです。
それが社会生活にどんな影響をもたらすかと言うと
会社と社員という、かつて学校と生徒だったのと同じような関係性のある集団の中で、
今の現状について否定的な人に靡きやすくなってしまう。

今の仕事が好きとか嫌いとかそういうのを全てパスして
会社に対し批判する人を「皆とは違うわかっている人」と認識してしまうというもの。
やってる仕事も、それまでの経歴も違うのに盲目的に賛成してしまう。
そしてそんな人が転職して、転職してよかったーなんて聞くと
それが厄介ごとのトリガーになる。

 

バイクで言い換えれば、車種も走行歴も違うのに
知らないライダーと峠道を同じ速度で走るようなもの。

2回の転職の果てにようやく気付いた。

人生を構成するものなんて、友達と家と仕事で
計らずも家と仕事は、このBrand New Old Daysだったという終わり。