BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

桜の寝坊助

家の近くや通勤経路、視界に入る山とかに咲いてる桜は大体散り終わって、冬もおしまいといった感じだ。

つい先月の10日、関東に所要あって降り立った頃には咲いてなかったのを考えると、2週間くらいが見どころっていうのはなかなかちょうどいい期間だと思う。 咲き初めで盛り上がり、満開で盛り上がり、散り始めで盛り上がり、散り際でしんみりするのであまり飽きが来ない。

ただ車通勤になってからはあまり桜を見てない気がする。多分桜そのものはあるんだろうけど、おそらく視界に入れていない。なんなら通勤電車の中央線の四ツ谷から飯田橋の間とかは毎日めちゃくちゃ目に入ってた。

 

そしておおむね散り終わった頃ながら、今でも職場の近所の桜はようやく散り終わりに差し掛かろうとしている。なんかワンテンポ遅いけど、そういうのもありだろう。

これが散り終わって新緑にまぶしさを感じるようになるころには、また生活が一変してるだろう。それくらい最近は仕事もプライベートも忙しすぎる。

 

震災の後も戻らない照明や時期が過ぎても外れないマスクといった、人はつくづく変化というものに弱く、そして戻れない国民性を持っている。 あの頃が良かったなーといつも心に思うのは、そこに決して帰れない事をわかっているからこそのノスタルジーなんだと思う。それは人も自分も街も社会もで。

次の桜が咲くころにはまた戻りたくなるような甘美な一年を過ごしたい