BlackIceCoffeePhenomenon

溶け出す氷によって味が薄くなると併せ、味覚が苦味に慣れていくことで、加速度的に味覚への刺激が減衰する現象に関するブログです。

眠れない夜が欲しくて。

いきなり昔のことから話し始めると、私は無鉄砲だった。
誰かが何とかしてくれるだろう、あるいは何とかなるだろうという思いの中で、自由奔放に生きていた。
まるで人生が一度しかないかのように、利己的に自己中心的に。

それを叶えるために無邪気に無鉄砲に興奮の銃弾はその行方を定めなかった。

やるだけやってみる。その気持ちで宛てのある無鉄砲な旅をした。
そしてそれは無謀で、でも勇気で切り開いた可能性だった感じもするが、無茶をしすぎた。
48時間起きると、人は24時間くらい寝てしまう。という発見だった。
軽く数十分寝るつもりが、時計は一周回るなんて思わなかった。


そんな眠りの日から16年が経ち、奇しくもそのきっかけのある部屋に住む事になった。
狂人だった頃の姿は欠片もなく、惰性とふわっとした何かで生きている。

絶対きっとおそらくだったらいいね位にしぼんだ夢と、腰を据えた今から確かな未来を見据えていこうとする現実にが目の前にある。
夢と現実を天秤にかけて釣り合う事はない。どっちかにしかならない。
そうした時、どっちを選ぶかという葛藤がここ数日のハイライト

どちらにしたって生活基盤は必要で、どっちを選ぶにしても途中の経路は同じなんだけど、確かに決めておきたい。
決めてからこれでよかった、あるいはこうではなかったとか吟味する時間が必要だ。
未来なら思い描いた形になっているか、夢ならその方向に確かに進めているかという確認。
その確認は進まなければ確認できない。

だから進む必要がある。タイミングというものはあるだろうが。